
これまでMEO対策やHP改善について、やり方の解説記事を書いてきました。今回は少し違う角度から、僕自身がパーソナルトレーナーとして在籍するかたぎり塾日吉店で、実際に何をやって、どう数字が変わったのかを具体的にお話しします。
「ノウハウはわかった、でも本当に効果あるの?」と思っている方に向けて、できるだけ正直に、良かった点もうまくいかなかった点も含めて書きます。
なぜ自分のジムで実験することにしたのか
僕はかたぎり塾日吉店で、現役のパーソナルトレーナーとして週5で現場に立っています。同時に、同じ店舗のWebマーケティングも担当しています。
この立場は、正直かなり特殊です。トレーナーとマーケターを兼任しているジムは多くありません。
なぜこの立場でやっているかというと、僕の父が大分で実戦空手の道場を経営していて、実力もカリスマ性もあったのに、集客の仕組みがなかったという理由で道場を閉じることになった経験があるからです。「良いサービスをしているのに、伝え方の構造がないだけで埋もれていく」——これを自分の店舗で繰り返したくない、という思いが原動力になっています。
現場に立っているからこそ、会員さんの生の反応もわかる。だからこそ、机上のノウハウではなく、実際に自分の店舗で検証してから発信したいと思っていました。
やったことは2つ:MEO自動化とHP改善
特別な裏技を使ったわけではありません。やったことは大きく2つです。
①MEOの自動投稿システムを構築
GASとAI APIを使って、Googleビジネスプロフィールへの投稿を自動化しました。対策キーワードを含んだ投稿を、画像付きで週1〜2回継続的に配信する仕組みです。
人の手で毎週投稿し続けるのは、現場の業務をしながらだとどうしても止まってしまいがちです。自動化することで「継続できない」という最大の壁を解決しました。
②HPの構造的な欠落を修正
HPを診断したところ、一番大きな欠落は「ベネフィット」でした。サービス内容や特徴は書いてあるのに、「それによってお客様の生活がどう変わるのか」という未来像が書かれていなかったんです。
加えて、トレーナー側の「ストーリー」も抜けていました。経歴は書いてあるけど、「なぜこのジムをやっているのか」という人間的な部分が見えなかった。これはトレーナープロフィールの中に組み込む形で補いました。
結果:半年間で32件→50件(約1.6倍)
数字で見ると、半年間の無料体験予約数が32件から50件に増加しました。約1.6倍です。
正直に言うと、最初の数ヶ月はそれほど大きな変化を感じませんでした。MEOの効果が出るまでには1〜2ヶ月のラグがあるとよく言われますが、実際にその通りでした。施策を始めてすぐに結果が出るわけではなく、じわじわと積み上がっていく感覚でした。
特に伸びを感じたのは、MEO対策済みのキーワードを含む投稿に、画像をきちんと添えて継続できていた期間です。逆に、画像なしの投稿が増えたり、対策キーワードを含まない投稿が混ざったりした期間は、効果が薄れる実感がありました。「投稿していればOK」ではなく、「対策キーワード×画像あり」の組み合わせを継続することが重要だと実感しています。
うまくいかなかったこと・注意点
良い結果だけを並べるのは誠実ではないので、苦労した点も書いておきます。
近隣に新しい競合ジムがオープンした時期は、申込数が落ち込みました。MEOで上位表示されていても、検索結果の枠そのものを競合と分け合うことになるので、施策をやっていれば常に右肩上がりというわけではありません。
また、画像の在庫が切れて投稿が止まってしまった時期もありました。自動化はしていても、素材の補充だけは人の手が必要で、ここが切れると効果が落ちます。今は画像の自動補充フローを整備して、この問題を解消しています。
なぜこの結果を誰かに伝えたいのか
この記事を書いているのは、自分の実績を自慢したいからではありません。
良いジムなのに、Webの弱さだけで埋もれてしまうのを見るのが、僕は一番つらいんです。父の道場がそうだったからです。
技術があって、会員さんに愛されているジムでも、HPとMEOの構造が整っていないだけで、見込み客に届かないまま終わってしまう。それを変える手段があるということを、できるだけ具体的に、正直に伝えたいと思っています。
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