今回は森岡毅さんの「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」という本の中の、人間の行動構造についてのページを読んだ際に、自分の経験と照らし合わせて感じたメモを共有したいと思います。
ちなみにこの本の中に、マーケティングの話として人間の行動構造について出てきます。
結論からいうと、僕が感じたのは逆説的に「成功のためには自分の価値観に合った意志・心構えを持ち、そこに合った技術を会得して、行動を変えるのが最も自分を動かしやすい」ということです。
とゆーのも、多くの人の行動が変わらないのは、外面の浅い層の行動部分や技術部分や心構え部分にメスを入れて、そこを無理やり変えようとするから、です。
これは表面的なので、自分の価値観とマッチしなければ長期で維持し続けるのが困難です。
例えるなら、1階建ての木造住宅用の基礎の上に、鉄筋コンクリートのビルの建設資材や道具を使って50階建てのビルを建てるようなマッチングの悪さです。
ゆえに少しの揺れや衝撃で簡単に崩れます。
人間の行動構造もこの建築の構造と全く同じなのです。
なので、少しの揺らぎで心が折れて簡単に挫折してしまいます。
以下の図がわかりやすいので見てみてください。
実は人間の全ての行動の根源はバリュー(価値観)にあります。
これが最深部の階層であり、全ての源です。
よく成功法則ではマインドセット(意志や心構え)が一番大事と言われていますが、そもそもマインドセットを支えているのは、その人自身の バリュー(価値観)にあります。
バリュー(価値観) → マインドセット(意志・心構え) → スキル(技術) → ビヘイビアー(行動) の順で影響を与えています。
だから、実は価値観に逆らわないことが最も大事なのだと今は認識し直しました。
なぜなら、人間の価値観を変えることは非常に難しいからです。
だから、マインドセット(意志・心構え)をいくら成功者のものに変えようとしても、 そもそもそれが自分自身の価値観と合ってないマインドセットだったら、行動まで結び付かないのです。
その成功者のマインドセット(意志・心構え)は、自分自身のバリュー(価値観)に抵触しない範囲にどうしても限定されてしまうからです。
どうあがいても自分の価値観に矛盾する心構えを持つことは無理、ということです。
そしてマインドセット(意志・心構え)が変わらないとスキル(技術)は獲得できないし、スキルがないと、ここぞというときに適切な行動を取ることは難しいです。
これに気づいて僕は自分の大事にしてる10分の1税(自分が持つ資源の10分の1をまずは自分発で与える)の価値観に合わせて、1日24時間の1割の時間を自分が欲しいものに投資するというマインドセットで、勉強やビジネスに取り組むようにしたら、簡単に行動を継続できるようになりました。
だから、たとえば人付き合いが大事と思ってる価値観の人と、人付き合いは面倒と思ってる価値観の人は、マインドセットのアプローチを180度変える必要があります。
人付き合いが大事と思ってる価値観の人は、人脈を増やすマインドセットでスキルを身につけるとスムーズだし、人付き合いが面倒と思ってる価値観の人は、 一人の時間を増やすマインドセットでスキルを身につけるとスムーズです。
全ては価値観起点で、それ以外のものが支配されていくとゆー構造になってます。
ちなみに僕はどちらかといえば後者の価値観です(笑)
なので、結論は「成功のためには自分の価値観に合ったマインドセットを持ち、そこに合ったスキルを会得して、行動を変えるのが最も自分を動かしやすい」のです。
自分を動かすにも他人を動かすにも、このマーケティング分野の人間の行動構造を意識して良い行動を継続したいですね。